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便利さに潜む危険性(肥満症との問題)

最近、AIスピーカーやスマホに音声で指示を出すだけで、家電のスイッチをオンオフできるようになってきました。「OK、グーグル」「Siri」と声をかければ、部屋中のライトのオンオフ、掃除機、炊飯器、コーヒーメーカー、風呂炊きだって可能となっています。私も試しにその機能を使っていて、便利さを享受しています。

「楽だなー、一声でぜーんぶ機械がやってくれる。」

しかし、ふと我に返り、「どんどん運動量が落ちている。」事に危機感を感じます。


江戸時代は1日30kmは歩いていた日本人。

今や電車、自動車、自転車、レンタル電動スクーターなども利用でき、1日30kmも歩く人はまずいません。


「自動化」によって楽になった分、余分なエネルギーが体内に蓄積しないよう調整する必要が出てきて、摂取エネルギー量を減らすのか、結局余分な時間を作って運動をしなければならず、何のための「自動化」なのかと考えてしまいます。


職場のような限られた時間の中で成果や生産を要する場面では、自動化はとても有用かと思います。

機械類の電源オンは生産に直接繋がらないので、始業と同時に生産に繋がる労働を開始する事ができ、定時に仕事が終われば働き方改革にも繋がります。余分な労働時間がスイッチ類の自動化によって削減され、その時間を運動やウォーキングに使う事ができれば、健康経営にも貢献するのではないかと思います。


そうではなく、日常生活にこの「自動化」が浸透してしまう事に、やや危機感を感じます。

どんどん動かなくなってしまう。

体の中に、脂肪が過剰に蓄積した状況つまり「肥満」を助長しないかと。

体重50kgの人がゆったりしたウォーキングを7分すれば、16キロカロリー消費します。逆に、この7分が無くなってしまうと、余分な16キロカロリーが体に蓄積されてしまいます。砂糖に換算すると4g分です。これが1年間続くと1kg体重増加に繋がり、10年で10kg!

日常の便利さでこの「歩き回る7分」が無くなってしまうと、10年で10kgの体重増加に繋がりかねない訳です。

これが肥満症特に脂肪細胞機能異常による肥満症(糖尿病や高血圧、脂質代謝異常の原因となり得る)を招くとしたら・・・。


「食べ続けるのなら、便利になった分、結局体を動かさなきゃ。」です。



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