ホルモンとは

血流に乗って、体のとある臓器や部位から、複数の臓器や部位に情報(信号)を伝える仕組み(液性情報伝達)

ホルモン(hormone)はギリシャ語で、「刺激するもの」という意味です。

ホルモンの運搬方法は、血液や体液で運ばれたり、神経細胞から分泌されたり、ごく近くのお隣さんの細胞に働きかけたり、実際のところは複数あります。


ホルモンは、外の環境から体を一定状態に保つという大切な働きをしています(恒常性と言います)。


人は健常であれば成長期には意識せずとも身長が伸び、体重が増えます(成長ホルモンと甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモンの働き)。


また、健常であれば、脳の神経に重要な栄養物質である糖(グルコース)を、適正な濃度に保てています(血糖を上げる複数種類のホルモンと血糖を下げるホルモンのバランス)。


生活スタイルが一定であれば、体重はほぼ一定で、体温も大きな変化はしません(甲状腺ホルモンの働き)。


思春期が来たら、男性は骨格筋が発達して男性らしい体形、女性は骨盤が発達して女性らしい体形となり、子孫を作る事に備え、男女ともに性腺が発達します(副腎皮質ホルモンと性ホルモンの働き)。


女性の場合、受精卵と胎盤で作られた胎盤ホルモン(hCG)が妊娠を開始させ、ヒト胎盤性ラクトーゲンが妊娠継続や胎児への栄養供給、乳腺の発達を促します。


上に記したような仕組みは、多くの場合、無意識下で機能しています。

なので、この仕組みが存在していること自体、あまり意識される事がないと思います。

しかし、生命維持や種の保存にとって不可欠の仕組みです。多くの場合、ホルモンは特定の臓器で作られたり貯蔵され、血液内に放出されて血流に乗り、必要とされている臓器で受け取られて、効果が現れます。ホルモンが血液に乗って情報が伝わるので、「液性情報伝達」と言われています。


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