肥満とは?どんな肥満があるの?
- 姜クリニック

- 1月23日
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肥満について
肥満は脂肪組織が過剰に蓄積した状態で、BMI 25kg/m2 以上のものを指します。
これに対して、「肥満症」は肥満により健康障害が生じている状態で、医学的に減量が必要な状態として扱います。
また、肥満によって引き起こされる内臓脂肪の蓄積は高リスク肥満と位置づけられ、この場合も肥満症と定義されます。特にBMI 35 kg/m2 以上は高度肥満症といいます。
内臓脂肪蓄積のある無しはどうやって判断するのか?
・腹部CTで臍周囲での内臓脂肪面積が 100 cm2 以上ある
・ウエスト周りが男性 85 cm以上、女性 90 cm以上
高リスク肥満の「リスク」とは?
BMIの増加は、心臓血管疾患や脳血管疾患などの肥満に伴う重大な合併症につながります。BMIが 5 増加すると死亡率が30%増加したという研究結果もあります。
肥満という言葉はビッグワードで、色んな肥満があります。その種類を図にまとめてみました。
そのほとんどが原発性肥満と言われており、過食、運動不足、睡眠不足、ストレスが原因と考えられています。
肥満の原因が明らかなものを二次性肥満と言われています。
原発性肥満と二次性肥満をくっきりと分けられるものではなく、原発性肥満と二次性肥満の要素が合併する場合も少なくありません。例)アミトリプチリンなどの三環系抗うつ薬を服用して薬剤性肥満があるが、悪い生活習慣のため原発性肥満を合併している など。
高度肥満の方は、「今のところは太っているだけで健康上問題無さそう」という位置づけとなりますが、膝や股関節痛が引き金となって運動不足となり、それによる高度肥満症になってしまうリスクも当然あります。若い頃は高度肥満だったけれど、老化によって高度肥満症となってしまう方もいるでしょう。高度肥満の方も積極的に減量が望ましいと考えます。
肥満だから運動すれば良い。そりゃそうですが、肥満があるとジムで運動するにも他人の目が嫌だとおっしゃる方もいます。そのような方は食事で、食事だけでも難しいなら薬剤治療も検討されると思います。図中の赤に相当する場合に薬での肥満症/肥満治療を検討されてはいかがでしょうか。
参考文献
日本内分泌学会 内分泌代謝専門医研修ガイドブック
Prospective Studies Collaboration, et al. : Lancet 2009:373:1083-1096.

